第3学期終業式
2023年3月25日 18時35分3月20日(月)、第3学期終業式が行われました。式に先立ち、以下の表彰伝達があり、コンテストや大会、検定等の努力が称えられました。
【表彰伝達内容】
・人権ポスター・人権作文
・多読賞
・日本漢字能力検定
・ビジネス実務検定
・第39回愛媛県高等学校1年生バドミントン大会(単)準優勝(複)3位
・第8回全国ユース環境活動発表大会四国地方大会 高校生が選ぶ特別賞
・第8回全国ユース環境活動発表大会全国大会 優秀賞
・令和4年度全国高校生体験活動顕彰制度『地域探究プログラム』四国ブロック 最優秀
・令和4年度全国高校生体験活動顕彰制度『地域探究プログラム』全国ステージ 国立青少年教育振興機構理事長賞(2位)
・第2回ローカルSDGs四国表彰 ユース部門賞 四国大賞
終業式では、努力賞、1か年皆勤賞、漢字テスト優秀賞の賞状が授与されました。一人一人の頑張りが学校の未来を創ります。春休み中にエネルギーを蓄えて、心機一転、気持ちを切り替えて新年度を迎えられるようにしましょう。
校長先生からのメッセージ
「先輩となる皆さんへ(3学期終業式)」
早いもので、令和5年度が終わりました。
今年度もコロナ禍で活動の制限がありましたが、それでも体育祭をはじめとする学校行事は有観客で行うなど、昨年以上に盛り上がり、充実したものとなりました。
1年生も先輩たちに導かれ、すくすくと成長し、長高をさせる有為な人材となりました。まもなく、新入生が全国各地から入学してきます。卒業した先輩たちの思いを胸に、全国でも光り輝く長高を創り上げましょう。皆さんならきっとやれる。
【3学期終業式式辞】
皆さん、おはようございます
さて、本日で、令和4年度の教育課程を終了します。4月1日からは、令和5年度が始まりますが、その区切りを迎えるに当たり、皆さんに考えてほしいことが一つあります。それは1年前の自分より成長したのかということです。そのことについて根拠を基に判断してほしいのです。
成長したかどうかを聞かれたとき、皆さんはどのように答えを出しますか。多くの人は感覚とか、主観で答えているのではないかと思います。悪いことではないですが、正確な答えになっているかは分かりません。
私は、成長とは「勇気を持って変化すること」と捉えています。そこで、皆さんには、変化したかどうかを判断する力を身に付けてほしいと思っています。そのためには、判断する材料を持たなければなりません。材料とは、データのことです。例えば、WBCで活躍中の大谷翔平では、打者としてのHR数、打点、打率、投手としての勝利数、防御率、奪三振率などなどの数値がデータとなります。また、数値以外でも、取り組んだことに対して「頑張れたこと」「印象に残っていること」などの感想もデータとなります。いずれにせよ、成長の度合を判断するには、比較の基準となる「目標」を設定していることが必要不可欠となります。
皆さんが成長したかどうかの判断材料は多くあると思いますが、誰しもそのことをデータとして記録していないと忘れてしまい、客観的な判断ができなくなります。そこで、活用して欲しいものが生徒手帳です。担任の先生との面談、各種学校行事、進路ガイダンス、委員会活動、各種検定、各種コンテスト、部活動、キャリアデザイン、ホームルーム活動などに対し、まずは「目標」を設定し、その結果や感想を自分なりに工夫して記録しておくと、この時期に見直した時、自身の成長の証を客観的に評価することができるわけです。今年度は、行事ごとに生徒手帳を持参し、活用している皆さんの様子を目にしましたので、記録は十分できていると思います。生徒手帳を効果的に活用し、自己の成長の判断材料とし、十分な自己評価を行ってください。そして、成長したと判断できる部分は今後更なる高みに繋げてほしいし、逆に反省点が見つかれば、その改善策を模索してほしいと思います。そうすることで、来年度の皆さんの学校生活はより豊かになるでしょうし、長高がより輝くことに繋がると考えています。
最後に、この4月からは不安と期待を胸に抱きながら、新入生が入学してきます。皆さんがこの1年間もしくは2年間で先輩から引き継いだ良き長高の伝統を後輩たちに伝えつつ、丁寧に導いてください。そして、本校の重点努力目標のサブタイトルに掲げている「自主自律と進取の精神」のとおり、自発的に自ら考えて行動し、困難な課題にも果敢に挑戦することができる人物とはこういうものだという姿を、見せてやってください。皆さんが、後輩から尊敬される先輩となり、長高がますます魅力あふれる学校になることを期待して、3学期の終業式の式辞とします。