令和3年度

3年生からのメッセージ

 私は3年間、陸上競技部に所属し、2年生からはビジネスコースを選択しました。そのような選択をした私が、高校生活で特に頑張ったことは2つあります。

 一つ目は部活動です。毎年11月頃から3月頃までは試合がないので、基礎的な体力づくりや筋力アップを目指す「冬季練習」を行います。この冬季練習は、地道でしんどいものでした。辛い時もあり、くじけそうになりましたが、仲間と声を掛け合い、なんとか乗り越えることができました。シーズンに入り試合が始まると、練習の積み重ねにより、自分自身の記録が伸びていることを感じることができました。その結果、大会では自己ベストのタイムを出すことができました。みなさん、どんなにしんどくても、周りには仲間がいることを忘れないでください。

 二つ目は勉強面です。勉強面では分からないところの予習をし、自分一人でも問題が解けるように工夫しました。また検定の勉強では、先生から授業で渡された課題プリントを繰り返しこつこつと解いていくことで、実力を付けることができました。努力を積み重ねれば結果につながります。これも高校生活で学んだことです。

 私は就職を目指して、面接練習や学科の勉強に取り組んできました。無事に内定をいただくことができましたが、4月からは社会人になるので任された仕事はきちんとこなし、時間を無駄にせず、4月の入社に向けて準備をしていきます。

 在校生のみなさんはまだ高校生活が続いていきますが、楽な方に逃げることなく、しんどいことに立ち向かっていってください。そうすれば、きっと自分の成長につながるはずです。

 私が高校3年間で頑張ったことは、勉強・部活動・学校行事です。とにかく勉強は、自分に合った勉強法を見つけ出し、余裕をもって勉強に取り組みました。そうすることによって、時間をかけて丁寧に勉強することができました。私が学んだ総合コースでは幅広く学ぶことができ、科目選択も自分の興味のある分野を選ぶことができるので、様々な進路に生かすことが可能です。

 次に部活動では、3年間水族館部に所属しました。月に一度の一般公開に向けて、知恵を振り絞り、活動することができました。また、イベントごとにも積極的に参加することを通じて、高校入学までは苦手としていたコミュニケーション能力や自分で考える力などを、身に付けることができました。

 学校行事では、体育祭、文化祭などでリーダーを務めさせていただきました。正直言って、人前に立って指示を出すことは苦手だったので、やってみるまでは不安でいっぱいでした。しかし、みんなで協力することによって、より良いものを作り上げることができました。そして、挑戦をするということは大切なことなんだと再確認できました。

 ここで、私の「座右の銘」を紹介します。それは、「飛び込むことを恐れるな。」です。何か新しいこと、初めてすることには不安というものはつきものです。でも、恐れずに挑戦することによって、得られるものが沢山あります。そうすることによって、学校生活をよりよく、充実したものにできると思います。ですので、在校生のみなさん。それぞれ、興味を持ったこと、やってみたいことにはぜひ、挑戦してみてください。

 私は、2年生の半ばまで進路に悩んでいましたが、当時担任だった宮内先生のアドバイスにより、管理栄養士になりたいという思いを持ちました。その夢を実現するために、松山東雲短期大学の食物栄養学科に進学します。長浜高校で身に付けた力をさらに伸ばして、人のために役立つ仕事をしたいです。

 最後に、感謝の気持ちを忘れずに、充実した長高ライフを送ってください。

 私は、総合コースで学習をしました。進学先は愛媛大学法文学部人文社会学科夜間主コースです。

 私が高校生活で頑張ったことは、勉強と部活動、ボランティア活動です。

 まず、勉強面では中間考査や期末考査などの定期考査に向けてしっかりと学習時間をとって、勉強をしました。また、英語検定や漢字検定などの検定試験の勉強にも力を入れました。検定試験の受験は、目標をもって計画的に学習を進めていく力が身に付きます。そして、合格すると進学や就職で自分の強みにもなるので、挑戦すると良いと思います。

 部活動では、商業部に所属していました。商業部では、地域の調査や取材、商品開発、コンクールへの応募をしました。部活動での経験は、大学入試の面接のときなどに話せるので、部活動でコンクールやイベントに積極的に参加しておくと、視野が広がり、新たな経験をすることができます。

 ボランティア活動では、愛媛県の「ヤングボランティア」に参加しました。私は、将来、子どもたちの悩みを解決する仕事に就きたいと思っています。そこで、先生に子どもに係わることができるボランティアを教えていただき、参加しました。ボランティアの内容は、子どもたちが楽しめるイベントを企画し、運営するというものでした。ボランティアに実際に参加してみて、子どもたちとの接し方や、どのようにすれば楽しんでもらえるのかといった、様々な観点から物事を考えられるようになりました。一からイベントを企画するということは難しかったですが、ボランティア当日は子どもたちの笑顔を見ることができて、嬉しかったです。ボランティア活動は、どれも良い経験になることばかりなので、自分の将来の夢に関するものや、そうでなくても、参加したら力になると思います。

 在校生の皆さんに私から、アドバイスできることは、3年間はあっという間です。長浜高校だからできることや、高校時代にしかできないことはたくさんあります。後悔のないようにいろいろなことに挑戦してください。応援しています。

 最後になりますが、今まで熱心にご指導してくださった先生方、本当にありがとうございました。時には迷惑をかけることもありましたが、私がここまで頑張れたのは、いつも寄り添い、応援してくださった先生方のおかげです。高校生活で学んだことをこれからの大学生活でも生かして頑張ります。本当にありがとうございました。

 私は、SSコースで学習をしました。進学先は愛媛大学社会共創学部産業イノベーション学科です。

 さて、突然ですが皆さんには、やりたいことはありますか。私にはあります。私はやりたいことを見つけたことで、今の進路を見つけることができました。

 私は将来、地元愛媛で養殖業に携わりたいと考えています。

 愛媛はヒメスマやブリ、鯛などたくさんの魚を養殖しています。魚類養殖生産量は42年連続1位です。しかし、養殖業者の減少や、養殖魚の価格の変動など、様々な課題があります。そこで、私は、養殖魚の研究を通して、おいしくて養殖しやすい稚魚や養殖魚を使った商品を開発して、愛媛の地域活性化に貢献したいと思います。

 私は、このような目標を持っていたので、1年次から勉強や部活動、生徒会活動、校外活動等に積極的に取り組みました。水族館部では、稚魚の餌となる、ワムシの研究を行いました。生徒会活動では、学校行事の運営や生徒募集活動等を行いました。これらの活動は地域活性化ともつながる部分があり、大学入試の提出書類や面接等で、アピールすることができました。

 このように、早い時期に目標を定め、必要な準備をしっかりと行うことが大切です。皆さんもやりたいことを見つけましょう。そうすることで本当に行きたい進路を見つけることができるはずです。行きたい進路が見つかれば、目標ができて、日々の生活も変わってくると思います。

 自分が何をしたいのか分からない人やぼんやりとしか浮かんでこない人は、先生と話してみましょう。きっと、自分が感じているモヤモヤを言葉にして、教えてくれると思います。自分のしたいことが少しずつ分かってくると思います。

 そして、いろんなことに挑戦してみてください。そうすることで自分の進路が明確になって、実現のために必要なものも見えてくるはずです。

  最後になりますが、3年間さまざまな場面で助けていただきありがとうございました。受験の準備や手伝いをしてくれた先生方や長高生の皆さんには本当に感謝しています。

 本当にありがとうございました。